…[mieコラム]…
(#13)fromタンザニア
----------------
もしかしたら今頃タンザニアの大富豪の奥様だったかもしれないというお話.10代の頃1日だけ頼まれて親友のモヘアと2人で外国人の東京案内にお供した事がありました.名前は忘れもしない[リスタ-・コンゴ-ラ]さん.From タンザニアです.水道管の勉強に来たという真面目な方でした.日本に勉強に来られるのは結構お金持ちだと誰かが言っていた.その人は素敵な黒人男性で近くで見ると吸い込まれそうな美しい目をしていました.あんまり大きい目なので入れそうでした.とても清潔なイメ-ジで,ほどよく香水をつけていました.英語を話せない私達は辞書を片手に必死でした.たまには休憩したくて二人で日本語で話し始めると[Speak,Speak]と言って英語頑張れって応援してくれるのでした.どうしても意味が通じない時あれでもないこれでもない,と伝える為に沢山の単語を並べました.大げさなジェスチャ-もつけて.苦労して通じた時はお互いにものすごく喜び.もう何を伝えたかったかはどうでもよくなっていて通じてよかったという事に感激したり.6時間位案内をして,お元気でと住所の交換をして別れました.印象に残っているのは別れた後,帰りの電車の中での他の人の会話が[英語]に聞こえてしまった事です.流れるホ-ムのアナウンスもOLさん達の会話も幼い子供達の騒ぎ声も全部[英語]に聞こえるのでした.不思議でした.それは夜眠るまで続きました.でも次の日はすっかり日本人に戻っていました.それから少し後の事.手紙がわんさか届くようになりました.Fromタンザニアです.[結婚して下さい]という[うぶ]な私には衝撃的な内容.あちらでは,ぽっちゃりタイプが人気があるようで,当時その条件にぴったりだった私はお嫁さん候補になってしまったようです.英語の手紙は書けないし1回だけお返事を出しましたがそれっきりでした.もしあの時[じゃぁお友達から・・・]って始まってお嫁さんに行っていたら今頃タンザニアでしょうか.今頃子だくさんのおかみさんでしょうか.暑いタンザニアで生きられる訳がない私でした.[96.04.24書]
(C)1996-2001 mie
●戻る
●home